第1回 算数とのお付き合い
自己紹介欄でも書きましたが、私は算数と理科を担当しています。第1回目のコラムは「算数と私」と題してお送りします。
小学生の時から算数は好きでしたが、自分でも気づかないうちに毎日のいろいろなところで計算をするクセがついていました。たとえば、車のナンバープレート。私は友達とよく野球をしたのですが、塁に出てヒマなとき、近くを走っている車のナンバープレートを見て、どうすれば答えがゼロになるか、素数(1とその数以外では割り切ることのできない数のこと)になるかなど考えて、そこにある数字を足したり引いたりかけたり割ったり…。今にして思えばプレートにならぶ5、6個の数字を使って頭の中で遊んでいたんですね。
今でもたまにテレビなどで野球を見ると、ヒットを打った時に手に伝わる衝撃や、グローブを通して感じたボールの熱さと一緒に、「脳内数字遊び」をしたことを思い出します。
ちなみに、この「数字を見るといつのまにか計算している」クセは未だにあります。買い物をしてお金を払った時、おつりをいかに少ない枚数でもらうか。私の買い物の楽しみはココにあるといっても過言ではありません(あ、いや、過言かも…)。
さてここからはぜひ、頭の中に硬貨を思い浮かべつつ読んでいただきたいとおもいます。先日、お昼ごはんをコンビニで買いました。ちょっとオマケを付けたところ、総額は746円に。もし1,050円を出すと、おつりは304円になって硬貨の数は7枚(100円×3枚、1円×4枚)。コレだとちょっと多いので、1,051円にします。これならおつりは305円、硬貨数は4枚(100円×3枚、5円×1枚)。お、コレでいい…と思いきや、1,251円払ったらどうなるか、考えてみましょう。おつりは505円。なんとこれなら500円玉と5円玉で硬貨は2枚!!ワンダフル!!!お店の人の準備すべき硬貨数もぐっと減って、お手数をかけずに済むというわけです。
ちょっとした引き算の工夫で、渡す方も受け取る方も幸せになれる。算数って素晴らしい!
数字とは毎日かかわっているわけなので、これからもこういうことをきっと続けていってしまうんだろうなぁと思います。ちなみに今年、2017は素数です。素数と素敵って似てますよね。素数は素敵。
こんなところで、今回のコラムはおしまいです。最後までよんでくださり、ありがとうございました!