小林講師のコラム
このコラムの更新も久しぶりの小林です。
いよいよ中学受験本番が始まります。
12月22日 6年生一人ひとりと面談をし、
入試までにあと5点~10点を上げる秘策を伝授しました。
そのうちの一人のエピソードを具体的に記しますと…
(受験校の過去問の答案を見ながら…)
小林「理科は必ず動植物の出題が出ているけど、
あなたの正答率はどれくらい?」
生徒「半分くらい…ですかね。」
小林「動植物は暗記だから残り半分は取れる余地はありそうだね。
具体的に何をする?」
生徒「うーーん。何をしようかなあ。」
小林「自分でわからなければ先生に聞く。理科の清水先生に質問をしよう。
その際に、過去問を持っていき、(解答用紙を見せながら)
『僕はこの学校に受かるためにあと5点理科で取りたいんです!理科は毎回、
動植物の暗記が出るんですけど、ここの正答率が悪い。だから、ここであと
5点は取れると思うんですけど、そのために入試までに何をやっておけばいいですか?』
と、質問してみたら?具体的な質問の仕方になるから、多分先生も答えやすいよ。」
ひとり一人の過去問を分析し、このようなアドバイスを与えていきました。
ポイントは、何でもかんでも「だれかにやってもらう」ではなく、
生徒に「主体的」に動いてもらうことです。
私から理科の講師に「〇〇君がこういうことで困っている」と伝えるのは
簡単ですが、能力を身につけるためには「主体的であること」が大切なのです。
だからひとり一人どう動くか、どう自分の答案を分析するか
個人レベルで指示を出しています。
質問の仕方が危ない子は先生に質問するセリフを書いて、
台本を作ることも!
当然、全員分の指示をメモは取ったので、後で質問したかの確認はしますが。
四谷大塚NETふじみ野校では、質問の仕方、
場合によってはセリフまでプロデュースします。
主役は生徒。子どもが主体的に動く仕掛け、ノウハウが
ここにはたくさんありますよ。