四谷戸田校 井口講師コラム11 入試がひと段落したころは

四谷戸田校 井口講師コラム11 入試がひと段落したころは

井口先生コラム11

第11回 入試がひと段落したころは

みなさんこんにちは!早いもので今月10日から始まった中学受験も、県内はそろそろひと段落…という段階に入ってきました。

もちろんこれから入試のある学校もありますが、2月はいよいよ都内入試。ここまでの結果には悲喜こもごもありますが、入試をこれから受ける!というかたには、やるべきことがまだいくつかあります。

そこで第11回コラムは「入試がひと段落したころにしてほしいこと」を中心にお話ししたいと思います。

やってほしいこと① 入試問題の振り返り(やり直し)

実際に入試に出た問題のどこが正解でどこを間違えたのか、自分で把握しておく必要があります。

入試問題は中学校によってまったく異なりますが、よくよく見てみるとある程度の類似性が感じられる問題が意外と出されているものです。1月10日に受験した学校に合格したとしても、じゃあどこが合っていなくてどうすれば解けたのか、という点をを確認すべくやり直しをしておいたことが、その後に受験したところで生きた、ということもあるのです。

都内入試を控えている方なら特に、まだ入試本番までの時間はあるわけですから、都内でも出題されるという可能性を考えて解き直しは出来る範囲でしておくべきでしょう。

出来る範囲で、というのは、学校によっては問題の持ちかえりができないこともあるからです。持ちかえれた場合、塾にお通いでしたら先生に解いてもらいましょう。

学校によっては2回目、3回目、と複数回の受験機会がある学校もありますから、そういう学校を受験する場合はこの正誤の自己確認とやり直しはなおのこと大切です。私も入試の後には生徒さんと必ず試験内容について話し、入試の問題をご本人さんと一緒に解き、どこまで出来ていたか、どこが違っていたか、というやり取りを経て、次の入試までに何をやればいいのかという具体的な指示を出しています。

配点は分からない事が多いため、実得点までは判明しませんが、合っていたという安心感や、間違っていても解法が判明したことで次は間違わないぞ、という決意が生まれ、次の入試に向けて気持ちが継続します。

見守る大人もですが、本人は平気なようでいて朝からの緊張や電車移動で大人が思うよりも疲れていることもあります。勉強への気持ちの高まりは、勉強によって継続させましょう。

入試後「疲れた」と言って何もしないかたよりも、来るべき「次」を考えて問題を解き直せるかたの方が、最後まで力を伸ばすことが出来るのだなと感じます。

やってほしいこと②気持ちを切り替える

実は一番大切なのに、一番難しいのがコレです。受けた学校の全てで合格となれば、気持ちが落ち込むこともなく万々歳なのですが、なかなかそうはうまくいきません。多くのかたが、受験した学校のどこかで「不合格」を経験しています。不合格だった場合、落ち込んでいる時間が長ければ長いほど、次の合格が遠のきます。

一生懸命やってきたことが願ったような結果とならなかったなら、落ち込むのは当然です。それだけ、傾けたエネルギーが大きかったということでしょうし、落ち込むこと自体はとても自然なことなのですが、落ち込む気持ちにいつまでも捕らわれていないこと。どこかで「よし、次だ」と切り替えることが大切です。

もしお子さんが不合格となって落ち込んでいるようでしたら、保護者のかたには「いつまで落ち込んでるの!」という発破よりも、「次は〇〇中学だね。何する?」と前向きな励ましをかけて頂きたいと思います。

また、合格が判明した後に第一志望校の受験が待っているかたほど、「合格した」という喜びから次の入試へと気持ちを早く切り替えないと合格に対する気持ちが続きません。入試では、一度気持ちの線が途切れてしまうと修正にかなりの時間と体力が必要となります。あくまで本当の戦いはこれからだ、というところをお忘れにならないようにしていただきたいですね。

気持ちの切り替えは本人だけで行うのは難しいかもしれません。身近にいらっしゃる大人の方々がフォローしていく形が望ましいと思います。

我々も、残り時間を入試への万全の準備につかうことが出来るよう、目をかけ声をかけて整えてまいります。もちろん第一志望校の合格の喜びを分かち合えるよう、邁進してまいります。

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